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ファイナンシャル ウォッチでフランクフルトへ散歩に出かけましょう。

フランクフルト

 フランクフルトを本拠地としているジンは、この場所に強い愛着を持っています。ジンのコレクションの中でフランクフルト経済振興協会の要請を受けて開発された「フランクフルト・ファイナンシャル シリーズ」と呼ばれるラインがありますが、この中で60006099シリーズ、60126052のローターには、ドイツでは“マインハッタン(※)”と呼ばれているフランクフルトの摩天楼が刻印されています。

フランクフルト

 実際にこの風景が一望できるわけではありませんが、これらはフランクフルトを象徴する建築物なのです。今回のメールマガジンでは、フランクフルトを訪れたことがある方なら見覚えのある、これらのランドマークをご紹介いたします。さあ!フランクフルトへの散歩に出かけましょう!!

コメルツ銀行タワー:Commerzbank Tower

コメルツ銀行タワー

ドイツのコメルツ銀行の本社ビルで、フランクフルトの摩天楼の中心にある超高層タワーです。イギリス人建築家ノーマン・フォスターによる設計で、環境に配慮した「グリーンビルディング」をコンセプトとし、2009年には「グリーンビルフランクフルト賞」を受賞しています。

ラディソン ブル ホテル:Radisson Blu Hotel

ラディソン ブル ホテル

2005年11月にオープンしたこのホテルは英・伊・米の3人の著名なデザイナーが手掛けた円形のファサードが特徴的で、フランクフルトの中心部から車で10分、メッセから1キロというちょっと離れたロケーションにあります。壁面の特殊ガラスは、高いエネルギー効率を実現しているそうです。客室からはフランクフルトの街並みが一望できます。

メッセタワー:Messeturm

メッセタワー

世界最大級の国際見本市会場があるメッセ地区に、1990年に完成したフランクフルトのランドマークのひとつです。建築家ヘルムート・ヤーンによって設計されたタワーは、64階建て、257mの高さで、ロビーにはカフェバー、地下には人気のレストランもあります。地下鉄メッセ駅から直接タワーのロビーに上がれます。

旧オペラ座:Alte Oper

旧オペラ座

パリのオペラ座をモデルに建てられた旧オペラ座は、1944年、第二次世界大戦の爆撃で破壊され、現在の建物は1981年にコンサートホールとして建て替えられたものです。国際会議などの場としても活躍しており、ライトアップされた夜の様子も美しいです。フランクフルトでは現在、オペラはフランクフルト歌劇場で鑑賞します。

パウロ教会:Paulskirche

パウロ教会

1848年にここで憲法制定のためドイツ初の国民議会が開かれたことで有名です。第二次世界大戦で1944年に破壊され、1948年、ドイツ国民議会100周年に合わせて再建されたあとは、礼拝堂としては使用されていません。内部は豪華な大聖堂と異なりとても簡素な作りで、今では毎年、ドイツ出版協会平和賞の授賞式を行う場所でもあります。

旧市庁舎レーマー:Römer

旧市庁舎レーマー

フランクフルトの観光名所レーマー広場に面した切妻屋根の美しい3軒並んだ建物で、中央の建物のレーマー"Zum Römer "という呼び名は、かつてイタリア商人が多く住んでいたことにちなんでいるそうです。2階にある皇帝の広間は皇帝の戴冠式後の祝宴が開かれた場で、52人の皇帝の等身大の肖像画が飾られています。レーマー広場のクリスマスマーケットは有名ですが、ジン・ショップのレーマーベルク支店もこの広場にあります。

大聖堂:Dom

大聖堂:Dom

フランクフルトのシンボルである大聖堂は「フランクフルト大聖堂」と呼ばれますが、正式には「聖バルトロメウス大聖堂(St. Bartholomäus)」と言います。神聖ローマ帝国皇帝の戴冠式が行われていた歴史的に重要な聖堂で、ドイツでは通称「カイザードーム(皇帝の大聖堂)」とも呼ばれています。高さ95mの塔には階段を使って上ることができます。

テレビ塔:Europaturm

テレビ塔

ユーロパトゥルム(「ヨーロッパタワー」)と呼ばれるこのタワーは、建築家ヨハネス・メーレが建設した高さ337.5mのフランクフルトで一番高い建物です。立ち入り禁止になっていたタワーは通信用として、またスイスのシンドラー社のエレベーターのテストタワーとして使用されていましたが、2019年11月、一般公開に向けて多額の費用が投じられたそうです。

欧州中央銀行:Europäische Zentralbank

欧州中央銀行

1998年に設立されたユーロ圏19か国の金融政策を担う中央銀行の本部ビルです。オーストリア人建築家ウルフ・D・プリックスによって設立された設計事務所コーブ・ヒンメルブラウが手掛け2014年に完成しました。“ダブルタワー”と呼ばれる185mと165mのねじれたようなデザインの形がアヴァンギャルドでダイナミックです。

これらの摩天楼は、すべてパンタグラフを使った手動彫刻機で、ローターに一点一点手彫りされます。

ローターに一点一点手彫り
ローターに一点一点手彫り
ローターに一点一点手彫り

 ローター上のマインハッタンの図案は1999年のフランクフルト・ファイナンシャル シリーズの誕生当初のもの(写真上)からマイナーチェンジされています。2014年に欧州中央銀行のビルが完成したあと、ローターの一番右にこのビルが追加されました。

モデル6000

 フランクフルト生まれフランクフルト育ちのジン本社マーケティングチームのスタッフの一人も、モデル6000を愛用しています。『だってフランクフルトのため作られた時計など他にないし、なにより僕はフランクフルトっ子ですから』どこの国も地元愛は強いのですね。

 ちなみに、フランクフルト・ファイナンシャル シリーズの3つのモデル、606060686096のローターには、金融市場におけるブル(強気市場)とベア(弱気市場)を表す伝統的なシンボルである“雄牛と熊”が刻印されています。フランクフルトの証券取引所の正面には、この“雄牛と熊”のブロンズ像があります。これもフランクフルトを訪れた際には是非立ち寄りたい名所です。

“雄牛と熊”が刻印
“雄牛と熊”のブロンズ像
フランクフルトの証券取引所
フランクフルトの証券取引所

メルマガによるフランクフルト散歩はいかがでしたか? いつか、フランクフルトを旅するときの予備知識として、 あるいはかつて行った旅の思い出として、少しでもお役に立てたら幸いです。

そして、フランクフルトを訪れる機会がありましたら、是非、レーマー広場にあるジンのレーマーベルク店にお立ち寄りください。

レーマーベルク店

(※)フランクフルトの正式名称はジンのロゴにもある「フランクフルト アム マイン(マイン川沿いのフランクフルト)」です。フランクフルトの摩天楼は、ニューヨークのマンハッタンをもじって“マインハッタン”と呼ばれているのです。