103.SA.G比類ないグリーンをまとった
クロノグラフのご紹介
寒い冬から自然が目を覚まし、 豊かな緑色の新芽が生長して生命力に満ちた季節となりました。
赤系の“暖色”や青系の“寒色”に対して、緑色は“中性色”に分類される色で、 日本の伝統色の中には82種類もの“緑色”があります。
日本工業規格では、緑色を「安全・避難・衛生」を表す色と定めています。
今回のメールマガジンでは、ジンの“緑色”の時計「103.SA.G」をご紹介します。
時計業界では2019年頃に多くのブランドからグリーンダイヤルのモデルが発表され、その年のひとつのトレンドともなりました。一口にグリーンと言っても様々な色味があります。明るいミントグリーンから常緑樹のようなグリーン、カーキ、オリーブグリーン、ダークグリーンなど。仕上げも全面マットのものやグラデーション、サンレイ、パターンのあるものなど、それぞれに個性的な外観を持っています。ジンでも2019年に発表した104シリーズのグリーンダイヤル「104.ST.SA.A.G」から遡ると、グリーンのモデルは何種類かありました。
104シリーズの104.ST.SA.A.Gは大変にご好評をいただきましたが、2020年秋にジンが発表した103シリーズのグリーンダイヤルモデル「103.SA.G」もまた、まるで紫金石の緑版といったようなメタリックグリーンが美しいクロノグラフです。引き続き注目度の高いグリーンですが、ジンのグリーンは他に類を見ない個性があります。ダイヤルの深いメタリックグリーンは光の加減によって鮮やかなグリーンであったり黒に近いダークグリーンであったり、まったく異なる表情を見せます。アルマイト加工を施したアルミニウム製パイロットベゼルやデイデイトディスクもグリーンで統一されています。
また、103.SA.Gの特徴は色だけではありません。アクリル風防（写真左）の高さのあるフォルムを再現しつつ、傷がつきにくいサファイアクリスタルを備えています（写真中央）。このサファイアは、5mmの厚い塊から特殊工具を使用して削り出しているため、通常のモデル用のもの（写真右）に比べ加工時間もコストも4倍から5倍かかります。
103.SA.Gに搭載されているムーブメントはコンセプト・ウォッチ・ファクトリー社のC99001です。このムーブメントはValjoux7750の互換機として広く採用されており、コンセプト社はこのクロノグラフのほかにも二針・三針ムーブメント、トゥールビヨン、スケルトンのムーブメントなどを手掛けるスイス トップクラスのメーカーです。内側に無反射コーティングを施したシースルーバックからこのムーブメントを眺めることができ、裏面のケースリングには、”Eine von 500（500本のうちの1本）”というドイツ語が刻印されています。
103.SA.Gの標準仕様は3連のステンレススチール製ブレスレットとヴィンテージ仕上げのカウレザーストラップです。5連のブレスレット仕様（写真右）もご注文可能です。
5連のブレスレット仕様もご注文可能です。
ベルトの付け幅は20mmというジンのスタンダードなサイズですので、同サイズの他の種類のストラップに付け替えも可能です。ストラップを付け替えることで、時計の表情も大きく変わります。
ベルトのバリエーションはこちら
ケース直径41mmというサイズは、程よいボリューム感があります。
自然哲学の五行思想の中では緑色は「木の気」とされ、心を癒す、気分を落ち着かせる、ストレスを和らげるなど 人の感情にバランスをもたらす効果がある強いエネルギーを持つ色だそうです。
また、調和や健康、成長といった性質もあることから 対人関係と自己の調和をもたらし、仕事運や勉強運アップの効果もあるとか。
心がざわついたらこの時計をじっと見つめて 大きく深呼吸をひとつ･････気分が落ち着くかもしれません。