41mmサイズに待望の
5,000m防水モデル誕生U50.HYDRO
HYDRO-ハイドロについて
多くのダイバーズウォッチでは、高い外圧から時計内部を守るためケースを分厚くすることで耐圧性能を保持していますが、ジンでは時計ケースに特殊なオイルを封入することにより、時計ケース内部の収縮率を海水や淡水とほぼ同じにし、ごつごつした分厚いケースなしに5,000mという高い防水性を実現しています。機械式時計の心臓部であるテンプの振動は、この特殊なオイルの高い摩擦抵抗に打ち勝つことはできません。よって、ハイドロ搭載モデルにはクォーツムーブメントを採用しています。
一般的には5,000mまで潜る人はほとんどいません。それでもこれだけの防水性能があれば、通常使用での耐圧性はほぼクリアされるでしょう。豪雨の中でも傘なしで安心して歩くことができます(ずぶ濡れは嫌ですけど)。
このハイドロ搭載の時計には以下のようなメリットがあります。
#01潜水深度5000mまでの耐圧性
ハイドロ搭載モデルのケースに充填されている液体はほとんど圧縮されません。可動式の裏蓋により、時計の内圧は外圧に合わせて常に調整されています。しかしながら、潜水深度が5,000mを超えると、時計の高い内圧によってクォーツムーブメントが損傷するため、時計が完璧に機能する5,000mを最大潜水深度としています。
この原理、実は深海魚と同じなのです。深海魚が深い海の中で潰れないのは、体が筋肉や脂肪、ゼラチン質でできているため体の中に空気が入った隙間がないからです。一般的に魚は空気の入った浮袋を持っていますが、深海魚はこの浮袋になんと脂肪が詰まっているそうです!浮袋自体がない深海魚もいたり、硬い甲羅で水圧から身を守っている魚もいるそうです。
#02水中での反射がない
従来の時計のクリスタルは、ミラーリング効果により水中では光を反射してしまいますが、ハイドロを搭載した時計はケース内の空気をサファイアクリスタルと同等の屈折率を持つ特殊なオイルに置き換えることでミラーリング効果を中和し、斜めからでも時計の文字盤を読むことができるようになります。
以下の動画では水中での変化の様子をご覧いただけます。上の時計がオイルの入ったハイドロ搭載のUXで、下はオイルを入れていない時計です。
#03サファイアクリスタルが曇らない
時計のサファイアクリスタルの曇りは湿気を含んだ空気中でのみ発生します。ハイドロの時計はケース内に空気が存在しないため、サファイアクリスタルが曇ることがありません。湿気を含む空気がなければ、極端な気温差の環境下で結露することがないのです。
待望のU50.HYDROシリーズ
403.HYDROやEZM2が生産終了となり2006年にUXが誕生して以来、ハイドロを搭載した時計は44mmのケース直径を持つUXシリーズのみでしたが、ついに待望の41mmサイズのU50にハイドロ搭載モデルが誕生しました。基本モデルのU50.HYDRO、ケースとベゼルにテギメントをベースとしたブラック・ハード・コーティング仕様のU50.HYDRO.S、回転ベゼルのみブラック・ハード・コーティング仕様のU50.HYDRO.SDRの3種類です。
ケース、ベゼル、リューズはUボート・スチール製
Uシリーズに採用しているUボート・スチールは、ドイツの潜水艦メーカーであるティッセンクルップが、ドイツ海軍212クラスの非原子力潜水艦外殻のために開発した特殊鋼です。ダイビングのあと水洗いが必要な通常のステンレススチールとは対照的に、海水との長期間の接触に高い耐性を持っています。ひび割れに対しても極めて高い耐性があり、その強度は通常の時計ケースに使用されているステンレススチール316Lの1.55倍以上です。
4時位置にリューズを備えた41mmサイズ
激しい運動中などでも手に当たらないようリューズは4時位置に配しています。厚さ11.8mmの装着感の高い時計ケースは直径41mmです。シンプルなディスプレイは読み取りに十分な大きさでありながら、腕にしたときに最適なサイズとなっています。
傷付きにくく外れることのない回転ベゼル
分刻みで回転する逆回転防止ベゼルには耐傷性の高いテギメント加工が施されているので傷が付きにくく、ビスを使った特殊結合方式でケースに固定されているため不意の衝撃でも外れる心配がありません。
暗所でも高い視認性を確保
一般の人が楽しむレクリエーショナル・ダイビングは30m~40mですが、水深20mでは青い色しか判別できなくなります。そして植物プランクトンが光合成できる限界と言われる200mを過ぎると光を感じない暗黒の世界が広がります。たとえ暗黒の世界でも、このモデルの針やインデックス、回転ベゼルのキーマークには夜光処理が施されていますので、時間の読み取りや計測が可能です。
多彩なベルトバリエーション
U50.HYDROシリーズには多彩なベルトが揃っています。標準仕様はブラックのシリコンベルトですが、赤や白、グレーといったカラーバリエーションがあり、またブラックやオリーブグレーのテキスタイルストラップ、ステンレススチール製ブレスレットといった選択肢もあります。お好みに合わせて付け替えていただくことも、お好みのベルト付きでオーダーいただくことも可能です。
U50.HYDROの
ベルトバリエーション
U50.HYDRO.Sの
ベルトバリエーション
同じ時計でも、ベルトを替えることで表情が大きく変わります。計時機器としてはもちろんのこと、ファッションアイテムとしても様々にお楽しみいただけるモデルです。
写真ではちょっと分かりにくいのですが
ハイドロ搭載モデルの見え方は中にオイルが充填されているせいで
他の時計とはまったく異なります。
初めて見ると、『なに?これ。ガラスに針がプリントしてある?』
などと思うほどユニークです。
新作U50.HYDROシリーズは間もなく発売となります。
是非、ジンの正規販売店にてご覧ください。
写真ではちょっと分かりにくいのですがハイドロ搭載モデルの見え方は中にオイルが充填されているせいで他の時計とはまったく異なります。初めて見ると、『なに?これ。ガラスに針がプリントしてある?』などと思うほどユニークです。
新作U50.HYDROシリーズは間もなく発売となります。是非、ジンの正規販売店にてご覧ください。