Newsニュース

秋の新作第2弾ドイツのMunichtime 2018にて新作4点を発表

10月26日から28日までの3日間、ドイツのミュンヘンで『Munichtime 2018』という国際的な時計フェアが開催されました。今年で11回目を迎えるこのフェアは、旧市街近くに位置するバイエリッシャーホフ ミュンヘンというこの街屈指のホテルのホールを使って開催されました。一般消費者を対象としており、約1,400㎡以上の広さのホールには、ドイツブランドはもちろん、スイスブランドや日本のブランドを含む全39ブランドが出展し、ジンは今年で6回目の出展となりました。

10時スタートのこのフェアでは、全体的に午後にかけて徐々に来場者が増えていくといった雰囲気でしたが、ジンのブースでは入場開始直後から多くの来場者が詰めかけ、限定モデルなどを中心に新作4点に注目が集まっていました。ジンのドイツ本社スタッフたちと直接話ができるイベントとあって、昨年同様、大変に好評なフェアでした。

Munichtime 2018の様子は、こちらのジンのFacebookのページでご覧いただけます。

このフェアにおいて、ジンは4点の新作を発表いたしました。
どのモデルも機能的にはシンプルな三針タイプですが、それぞれが色や仕上げなどに際立った個性を持ったモデルばかりです。

ダマスカス模様の積層鋼材により作られた100本の限定モデル

機能性がデザインを定義し、すべてのディテールが革新的なテクノロジーを際立たせる時計づくり。それがジンの真骨頂です。1961年の会社創設以来、ジンは改良を重ねた技術と伝統的な技法を組み合わせ、高品質な機械式時計を生産してきました。その過程において、時計をつくる材料としてはこれまで使われてこなかった新素材を、次々と導入するに至りました。

1995年、硬度220ビッカースのステンレススチールと同等の硬さを誇る22カラットイエローゴールドを使った最初の時計を発表。2005年には、ダイバーズウォッチの素材としては初めてドイツ潜水艦用スチールを使用しました。2016年に発表した100本限定1800.S.DAMASZENERは、伝統的な素材を世界で初めて時計のケースに加工して注目を浴びました。

1800.DAMASZENER 1800.DAMASZENER
写真左:22カラットゴールドのモデル2200
写真右:U1

このたび発表した新バージョン、100本限定の1800.DAMASZENERもまた伝統を踏襲し、鍛造溶接によるダマスカス模様の積層鋼材が使われています。

1800.DAMASZENER

この時計の特徴は一目瞭然です。異なる種類のスチールを重ねて鍛造溶接し、古代のダマスカス鋼(ウーツ鋼)を現代に再現したダマスカス模様の積層鋼材を時計ケースに採用しており、その独特で趣のあるマーブル模様がユニークです。通常は別々のパーツとして製作される時計ケースとダイヤルは、このモデルは一体成型されているため、ダマスカス模様の流れるようなラインがケースからダイヤルに途切れることなく続いています。さらに裏蓋やリューズ尾錠などのパーツもこのダマスカス模様の積層鋼材で製作されており、すべてのパーツがテギメント加工により高い耐傷性を持っています。

1800.DAMASZENER 1800.DAMASZENER 1800.DAMASZENER

採用している積層鋼材は、50年以上の歴史を持つドイツのバルバッハダマスト社により、耐腐食性の高さが必須である時計ケースのために開発され、このようなハイグレードな時計でありながら、時・分針とアプライドインデックスには夜光処理が施されているため、暗所での視認性も確保されています。昼夜を問わない視認性の追及はジンの時計製作における基本です。

仕様の詳細はこちら

人気シリーズ104に加わった2種類のニューダイヤル

ジンの104シリーズはジンの基本精神に基づいて製作されたパイロットウォッチで、時刻、日付や曜日、秒の最適な視認性を確保した設計です。分表示を刻んだパイロットベゼルは両方向回転式で、ジン独自のビスを使用した特殊結合方式により固定されているため、衝撃によって外れてしまうことがありません。国内外でも人気が高いシリーズですが、この度、アンスラサイトとダークブルーの2種類のダイヤルバリエーションが追加されました。

104

104.ST.SA.IAは、アンスラサイトが大変にシックで高い品格をたたえたモデルです。グレーのアルカンターラストラップとこげ茶色のヴィンテージ風のカウレザーストラップ仕様があります。

104.ST.SA.IA 104.ST.SA.IA

仕様の詳細はこちら

104.ST.SA.IBは、サンレイ仕上げのダークブルーダイヤルが魅力です。光の加減によって青の明るさが大きく変わり、身に着ける場所により印象が異なります。日本では3連タイプのステンレススチール製ブレスレットが標準仕様です。

104.ST.SA.IB 104.ST.SA.IB

仕様の詳細はこちら

モデルU1に登場したブルーダイヤル

ダイビングに適した海水耐性に強いドイツの最新鋭潜水艦の鋼鉄Uボート・スチールをケースに採用し、時・分・秒表示のみのミニマルな機能と明確な視認性を持ったモデルU1に、ブルーダイヤルのモデルが登場しました。

U1.B

日本では上記写真のようなダイヤルと同色のブルーのシリコンベルト仕様が標準装備されますが、別売りの白やブラックのシリコンベルトに付け替えると時計の表情も大きく変わります。1,000mという高い防水性能は、従来モデル同様に船級・認証機関DNV GLによって検査・認証されています。

U1.B U1.B

U1.Bの詳細はこちら

これらの新作4点は、早いものでは11月中に発売開始となります。1800.DAMASZENERはドイツでの完売も近いそうで、日本に入荷する本数もわずかです。