Diving watches U series
ダイバーズウォッチ Uシリーズのご紹介
2005年の誕生以来、ジンのダイバーズウォッチの代表格となっているUシリーズは、メールマガジンvol.65でもご紹介した新作U50.HYDROシリーズに加え、今まで日本ではレギュラーとして扱っていなかったモデルも新たにコレクションに加わりバリエーションが増えました。
まずは、Uシリーズのサイズ展開と防水性、特徴を見ていきましょう。
Uシリーズのサイズ展開
Uシリーズには現在ケース直径41mm、44mm、47mmの3つのサイズバリエーションがあります。2005年に最初に誕生したのは44mmのU1、U2シリーズで、さらに2006年にUXシリーズを加え長い間、“質実剛健”を具現化したような存在感のあるこのサイズがシリーズの主力となってきました。もう少し小さいサイズをという要望がある中で、2015年に直径47mmの迫力のあるU212シリーズが誕生したのち、2020年に待望の41mmサイズのU50シリーズが完成しました。今年は5,000mの防水性を持ったU50.HYDROシリーズが加わりました。
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直径 41mm
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直径 44mm
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直径 47mm
各シリーズの時計のサイズと防水性は、以下のページで一堂にご覧いただくことができます。
Uシリーズの特徴
500mから5,000mまでの驚異の防水性能を備えたUシリーズは、ジンを代表するプロフェッショナルダイバーズウォッチです。ダイビングにおいて、あらゆる光の状態や水中での絶対的な防水性、完璧な視認性、極限での耐久性は、人命における重要事項です。ジンの時計は傑出した機能性が特徴ですが、Uシリーズもまたパイロットウォッチと同様に、首尾一貫してジンの「使うためだけの時計」の開発という鉄則に従って開発された、正確な時計としての特性を満たした計測機器なのです。見えないところにもジンの高い技術力が遺憾なく発揮され、ジンのウォッチメーカーたちのこだわりが詰まっています。
Uシリーズには以下のようなジンならではの特徴があります。
#01素材へのこだわり
ジンのエンジニアが極端な使用環境下での外的影響に対して優れた耐性を持つ鋼材を探す過程で見つけたのが、ドイツ海軍212クラスの非原子力潜水艦外殻のために開発された特殊鋼Uボート・スチールでした。潜水艦に使われている鋼鉄ですから海水に対する耐性が高いのはもちろんですが、通常の時計ケースに使用されているステンレススチール316Lの1.55倍以上という強度を持ち、ひび割れに対しても極めて高い耐性があり、残留磁気のない卓越した非磁性体です。Uシリーズでは時計ケースはもちろん、回転ベゼルやリューズにもこのUボート・スチールを採用しており、反射を抑えたサンドマット仕上げが施されています。
#02視認性へのこだわり
Uシリーズではどのコレクションにもましてシンプルで明確なダイヤルデザインを追求しています。針やインデックスは極太で、分針や秒針がしっかりと目盛に到達しており、時間の判読性に優れています。特にU1やU50シリーズでは特徴的な形の針やインデックスで、シリーズのアイデンティティを強めています。薄暗い海中での視認性も考慮して、Uシリーズのすべてのモデルの針やインデックスには夜光処理が施されていますが、今年発表した新作U50.S.Lのみは、夜光塗料を使った革新的な方法により製作されたハイブリッド・セラミック製ダイヤルを採用し、暗所での視認性を確保しています。どのような環境下でも安心して時間を読み取ることができます。
#03装着感へのこだわり
より良い腕への装着感を得るため、ジンのUシリーズはケースの厚さとリューズ位置に工夫があります。500mの防水性を備えたU50シリーズの時計ケースの厚さはわずか11.2mmです。自動巻ムーブメントを搭載したU1やU2シリーズなどの1,000m以上の高い防水性を持ったシリーズでも、ケースの厚さは15mm前後で、1,000mの防水性と直径47mmという特大のケースを持つモデルU212であっても、ケース厚はわずか14.5mmです。これは、強度の高いUボート・スチールを採用しているのが理由のひとつですが、もう一つ、Uシリーズはスポーツモデルでありながら針と針のマージンを極力詰めることでケースサイズを抑えることに挑戦しています。手首に当たらないよう4時位置に配置したリューズも、Uシリーズの特徴のひとつです。
#04操作性と安全性へのこだわり
回転ベゼルを回すときにつかみにくくて苦労することはありませんか?ダイバーズウォッチにおいて操作性は特に重要項目のひとつです。この操作性を高めるためUシリーズは徹頭徹尾考え抜かれたフォルムを持っています。回転ベゼルに大きなくぼみを付け、リューズも大型で波打つ形状であるため非常に操作性の高い設計です。また、時間計測において重要な役割を果たす分刻みで回転する逆回転防止ベゼルには耐傷性の高いテギメント加工が施されているので傷が付きにくく、ビスを使った特殊結合方式でケースに固定されているため不意の衝撃でも外れる心配がありません。
#05信頼性の証
ジンのダイバーズウォッチはドイツ工業規格のダイバーズウォッチ規格DIN8306(潜水用安全基準規格)に準拠して製造されています。詳しい検査項目はこちらのページでご覧いただけます(ページ最下部にも記載)。防水性能と機能性については150年以上の歴史を持つ世界最大級の第三者認証機関DNVが、欧州潜水器具規格EN250とEN14143に基づき様々な基準に従いジンのダイバーズウォッチをテスト・認証しています。ジン社に対しては同社の認定書が発行されており、船舶や潜水艦以外でこの認定書が発行されている時計ブランドは、現段階では唯一ジン社だけです。また、ジンの特殊オイル66-228を使用しているU2シリーズでは、ドイツからの出荷前に-45℃から+80℃の温度において全品検査が行われています。
#06多彩なベルトバリエーション
Uシリーズには標準ではダイヤルと同じカラーのシリコンストラップが装着されていますが、ブラック、レッド、ホワイトといった一般的なカラーに加え、サイズによってはグリーンやブルー、グレーといったシリコンベルトも付けることができます。また、シリコンベルトのみならず、テキスタイルストラップやキャンバスレザー、カウレザーといったベルトに付け替えることで、時計の雰囲気が大きく変わります。
ジンにしては珍しくカラフルな色が揃ったシリコンベルトですが、YouTubeではすでにジンのU1シリーズのこんなCMをご覧になられた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
レギュラーに仲間入りしたモデル
この夏、日本のUシリーズのレギュラーコレクションには2つのダイバーズウォッチが加わりました。1,000mの防水性にジン特有のブルーが美しいU1.Bシリーズで、オールブラックのケースを持つU1.B.Sと、ブラックの回転ベゼルを装備したU1.B.SDRです。
Uシリーズキャンペーン始まります!
6月1日(土)から7月31日(水)の期間中、限定店舗にてジンのUシリーズをご購入のお客様にオリジナルノベルティSIGGのサーモボトルをプレゼントするキャンペーンがスタートします。
【オリジナルノベルティSIGGサーモボトル】
- 本体素材:ステンレス(18/8)
- サイズ:直径7.2×高さ20.5cm
- 容量:0.33L(330ml)
- 二重の真空断熱構造
- 保温保冷効果:保温効力/7時間(63℃以上)、保冷効力/22時間
- ワンタッチ開閉
SIGG(シグ)
1908年創設の金属加工専門メーカー。環境保護の意識が根付くスイスで、SIGGは環境に配慮したエコボトルとして作られている。特に「トラベラーボトル」は、ドイツで最も権威のある環境保護専門誌OKO-TEST誌において、最高評価のshergut(very good)を獲得。厳格な環境、安全基準に基づいて製造され、世界50カ国以上に輸出されている。
今年誕生したU50.HYDROシリーズも
ついに発売開始となりました。
この夏、ジンのUシリーズは要チェックです。
ダイバーズウォッチ規格DIN8306
(潜水用安全基準規格)
ダイバーウォッチ規格のDIN8306は単に時計の防水性能を規定しているだけではなく、以下のような13種類の項目に関するテストが行われます。
- ①視認性
- ②刻時精度
- ③耐磁性能
- ④耐衝撃性
- ⑤ベルト強度
- ⑥高圧下での気密性
- ⑦塩水での耐腐食性
- ⑧回転ベゼルの装備
- ⑨制御機能の機能的な信頼性
- ⑩高水圧下でのダイバーズウォッチの機能的な信頼性
- ⑪温度変化による回復力
- ⑫リューズ、プッシュボタンなどの完璧な機能性
- ⑬高水圧下での水密性