Brand Historyジンの歴史
2024
356.FLIEGER.KLASSIK.Wがレッド・ドット・デザイン賞を受賞
356.FLIEGER.KLASSIK.Wは「プロダクトデザイン」部門においてレッド・ドット・デザイン賞を受賞しました。このモデルの卓越した品質とデザインは、国際的な専門家からなる審査員に感銘を与えました。ブラック仕上げのカウンターをバイコンパックスの配列で備えたクラシックなクロノグラフには、「FLIEGER KLASSIK」の装飾的な文字もあしらわれています。マットシルクのホワイト文字盤は、時代を超越したエレガンスと明瞭さを兼ね備えています。
レッド・ドット・デザイン賞は、世界最大級のデザインコンペティションであり、高いデザイン性が認められた賞です。卓越したデザインを持つ製品だけが、国際的な審査員からこの品質の証を受けることができます。
T50.GBDRがiFデザインアワード2024
ジンは、自社開発のブロンズ合金「ゴールドブロンズ125」を初めてT50シリーズに採用し、T50.GBDRではダイバーズベゼルこの素材を使用しました。その結果、T50.GBDRは堅牢さと洗練されたエレガンスを見事に融合させ、プロフェッショナルダイバーとして時計愛好家を魅了しました。専門家で構成される審査員によれば、この時計は、耐久性と美しさの両方を保証する精密なエンジニアリングと革新的なデザインの証明です。
iFデザインアワードは、1954年以来、優れたデザインに与えられる国際的なアワードです。この賞は、世界で最も重要なデザイン賞のひとつであり、最も歴史のある独立したデザイン機関であるiF International Forum Design GmbHによって、年に1度授与されます。
356.FLIEGER.KLASSIK.AS.Eがドイツデザインアワードで「エクセレント・プロダクト・デザイン2024」を受賞
「ジンの356フリーガー・クラシックAS.Eがこの賞を受賞したことは、用途に厳密に適合する時計を開発・設計するという当社のポリシーを証明するものです」有資格エンジニアでありSinn Spezialuhren のオーナーであるローター・シュミットは述べています。
2023
105.ST.SA.UTC.WがiFデザインアワード2023を受賞
ジンの時計が、厳しい評価基準をクリアし、この権威あるデザイン賞を受賞するのは2度目です。他の賞とは異なり、iFデザインアワードの受賞者は、アイデア、フォルム、機能、差別化、インパクトのカテゴリーにおける詳細な基準に基づいて決定されます。これらの項目をもとにポイント制を採用しています。ジンは、モデル「105.ST.SA.UTC.W」で500点満点中285点を獲得しました。105.ST.SA.UTC.Wは、技術的でスポーティな外観と多彩な機能の革新的な組み合わせで、133名の独立した国際的な専門家による審査委員会を納得させました。
iFデザインアワードは、1954年以来、優れたデザインに与えられる国際的なアワードです。この賞は、世界で最も歴史のある独立したデザイン機関であるiF International Forum Design GmbHによって、年に1度授与されます。
1800.S.GG.DAMASZENERがドイツ・デザイン賞で「エクセレント・プロダクト・デザイン2023」を受賞
1961年に設立された伝統ある企業のジンは、品質、精度、革新性を兼ね備え、卓越した時計作りを行っています。これは特に使用する素材の選択にも反映されています。100本限定生産の1800.S.GG.DAMASZENERには、鍛造溶接によるダマスカス模様の積層鋼材が使用されており、その独特でユニークなダマスカス特有のパターンは、この時計に紛れもないアイデンティティを与えています。力強く明快なデザイン、18金製の針とアプライドインデックスにより、誰の腕にも美しく映える腕時計となりました。
ドイツ・デザイン賞「German Design Award2023」は、1953年に設立されたドイツデザイン評議会が主催する国際的に権威あるデザイン賞で、専門家のみならず、多くの人々から高い評価を得ています。世界各国で開催されている他のデザイン賞を受賞するなど一定の評価を受けた作品の中から同評議会による厳正な審査を経て、優れたデザイン性が実証された製品のみがコンペティションに応募することができます。その受賞はもちろん、ノミネート自体も名誉あることとされています。
2022
ドレスデンに組み立てとアフターサービスの支店を開設
顧客サービスの強化とアフターサービス規模の拡大のため、ジンは組み立てとアフターサービスに重点を置いた新たな支店をドレスデンに開設しました。伝統的な時計産業が盛んなこの地域では優秀な時計技術者も多く、ドレスデンのツヴィンガーに直結し、ジンのケース工房SUG(ザクセン時計技術社グラスヒュッテ)からわずか25kmという好立地で、ジンの歴史の新しい幕が開きました。
1739.Ag.Bがレッド・ドット・デザイン賞を受賞
ジンの3つの時計(EZM12、936、105.ST.SA.UTC)は、過去に「プロダクトデザイン」部門でレッドドット賞を受賞しています。今回受賞した「1739.Ag.B」は、審査員の厳しい審査基準をクリアし、その優れたデザイン性を示しました。スタイリッシュな時計は、個性的な外観と機能を重視したデザインを兼ね備えていなければならないというのが、専門家たちの一致した意見でした。今回の受賞モデルはエレガンスと日常の使いやすさを兼ね備えているという点が、まさにその通りだったのです。
レッド・ドット・デザイン賞は、世界最大級のデザインコンペティションです。2022年には、約60カ国のデザイナー、デザイン事務所、メーカーが候補となりました。48人の国際審査員が、これらの製品を専門的に、個別に、綿密に審査しました。優れたデザインクオリティを持つ製品のみが受賞します。
モデル717がiFデザインアワードを受賞
ジンのモデル「717」が、厳しい基準をすべてクリアし、権威あるデザイン賞を初受賞しました。iFデザインアワードは、他の賞とは異なり、5つの基準に基づいて受賞製品を選びます。「アイデア」「フォルム」「機能」「差別化」「インパクト」の5つです。これらのカテゴリーをもとにポイント制を採用しています。デザイン、形状、機能の面で歴史的なコックピットクロック「Nabo 17 ZM」からインスピレーションを得たジンのモデル717は、500点満点中300点を獲得し、この賞を受賞しました。
iFデザインアワードは、1954年以来、優れたデザインに対して贈られる世界屈指の賞の一つです。この賞は、世界で最も歴史のある独立したデザイン機関であるiF International Forum Design GmbHによって、年に一度、授与されます。
ミッションタイマーEZMシリーズ25周年
ミッションタイマーは、そのミッションに必要な機能を備えた時計です。1997年の誕生以来、「形態は機能に従う」という共通の理念のもと、優れた視認性と迅速な時間計測という必要不可欠な要素に重点を置いた構造とデザインで統一されています。2022年は、これらの堅牢なタイムピースの25周年にあたります。500本限定の「EZM1.1S」は、ジンのムーブメントSZ01を搭載し、ダイヤルセンター配置の60分積算計付きストップウォッチ機能を備えており、この記念すべき年にふさわしいモデルといえます。
717がドイツ・デザイン賞で「エクセレント・プロダクト・デザイン賞2022」を受賞
コックピットリストウォッチ717は、歴史的なナビゲーションクロック「Nabo 17 ZM」の機能と、スポーツウォッチとしての快適な装着感を融合させたモデルです。漆黒のケースとそれに合わせたヴィンテージ風のレザーベルトは、時代を超えたエレガンスと上質感を醸し出しています。過去と未来を最もスタイリッシュに融合させ、ジンのDNAを細部に至るまで完璧に体現した、唯一無二の魅力的な時計です。
世界で最も有名なデザイン賞の一つであるドイツ・デザイン賞は、今年で10周年を迎える国際的に高く評価されているデザイン賞です。トップクラスの国際審査委員による厳正な審査を経て、優れたデザイン性が実証された製品のみがコンペティションに参加することができます。ドイツ・デザイン賞は1953年設立のドイツデザイン評議会によって授与されます。
2021
キャピタル・ウォッチ・アワードにて103.KLASSIK12が1位を受賞
ドイツを代表するビジネス誌「CAPITAL」は、第4回キャピタル・ウォッチ・アワードにおいて、11の優れたタイムピースにトロフィーを授与しました。時計の専門家や他業界のクリエイターで構成される権威ある審査員が、ノミネートされた時計を審査し、11の異なるカテゴリーで受賞者を選出しました。ジンが創立60周年を記念して製作した103.KLASSIK12は、5,000ユーロまでのカテゴリーで最優秀賞を受賞しました。
105.ST.SA.UTCレッド・ドット・デザイン賞を受賞
ジンの時計が、優れたデザインを持つ製品に与えられるレッド・ドット・デザイン賞を3年連続で受賞しました。今年、「プロダクトデザイン2021」部門においてレッド・ドットを受賞した105.ST.SA.UTCは、現代人のモバイルライフスタイルを反映した特徴的なデザイン要素と高い機能性を兼ね備えていることが評価されたものです。
レッド・ドット・デザイン賞;プロダクトデザイン賞は、毎年開発される優れた製品を表彰するものです。デザイン性に優れた革新的な製品を識別するための評価基準は、確かな品質、人間工学、耐久性などです。
創立60周年記念のスポーツ・クロノグラフ
ジンは2021年創立60周年を迎えました。これを記念して、144.ST.S.JUB.IIという600限定記念モデルが誕生しました。144シリーズは、1974年に初代モデルが発売されて以来、長い伝統を誇っています。2021年の記念モデル144.ST.S.JUB.IIは、クラシックなタイムピースを常に進化させ続けていることを示す好例です。さまざまな技術的特徴を備え、ブラックハードコーティングが施され、ケースと一体化した新しいシリコンストラップを備えています。
ドイツ・デザイン賞において104が「エクセレント・プロダクト・デザイン賞2021」賞を受賞
時間、日付、曜日の最適な視認性、一貫したデザインコンセプトと明確に構造化された外観がデザイン評議会の専門家パネルに評価され、104.ST.SA.IAはドイツ・デザイン賞において「エクセレント・プロダクト・デザイン賞2021」賞を受賞しました。
世界で最も有名なデザイン賞の一つであるドイツ・デザイン賞は、専門家の間でも国際的に高く評価されています。厳正なノミネート手続きを経てデザイン性に優れた製品のみが選ばれ、このコンペティションの参加資格を得ることができます。
2020
ドイツ・デザイン賞において「Excellent Product Design 2020」賞を受賞
EZM12と3006がドイツ・デザイン賞の「Excellent Product Design 2020」賞を受賞しました。この賞は、非常に権威ある審査委員会がデザイン性に優れた製品にのみ授与する賞です。ドイツ・デザイン賞では、受賞者を決定するために最も高い基準を設定しています。デザイン評議会の専門家パネルが厳格な手続きを経てノミネート候補を絞り込み、競争とは一線を画すデザイン品質を備えた製品のみが、このコンテストの参加資格を得ることができます。こうして、国際的に認められた審査委員会が、最終的に絞り込まれた500の製品の中から栄えある勝者を選びます。この副賞を受賞したということは、時計の開発と設計が対応する要件に厳密に準拠していることを裏付けています。
EZM12
3006
2019
東京にジン専門店「ジン・デポ渋谷」がオープン
12月16日、東京 渋谷の公園通りに日本初となるジンの専門店「ジン・デポ渋谷(Sinn DEPOT, Shibuya)」がオープンいたしました。「ジン・デポ渋谷」は、ジン特有の世界観をドイツ本国直営のコンセプトショップと同様のイメージで展開し、ジンの多彩な現行モデル100本以上が並ぶ、日本では最大級のジン専門店です。「ジン・デポ渋谷」では、時計の販売のみならず、時計アクセサリー類の販売、ジンの歴史的モデルの展示などもしています。
EZM12がレッド・ドット・デザイン賞を受賞
EZM12はレッド・ドット・デザイン賞のプロダクトデザイン部門において、権威ある審査員が優れたデザインを特徴とする製品に対して授与するレッド・ドット・デザイン賞を受賞。ジンがレッド・ドット・デザイン賞に時計を応募したのはこれが初めてです。この賞の受賞により、ジンがミッションタイマーを開発する際の原則が正しかったことが証明されたのです。
フランクフルト・ファイナンシャル・ウォッチ20周年
1999年9月2日、ローター・シュミットはフランクフルトの考古学博物館で、ユニークな時計、フランクフルト・ファイナンシャル・ウォッチ6000を発表。 この時計は、20年間にわたってジンのコレクションの重要な一ラインとなる伝統的なシリーズの最初のモデルとなりました。同時に、ダイヤルには初めて「Frankfurt am Main(フランクフルト・アム・マイン)」という、ジンが本拠地とする街とのつながりを示す文字が表示されました。
ローター・シュミット25周年
エンジニアであるオーナー、ローター・シュミットは、1994年9月1日以来、ジン社を成功に導いています。彼の注目すべき業績には、ジン・テクノロジーと呼ぶ技術やフランクフルト・ファイナンシャルシリーズの開発、パイロットウォッチにおける計時技術に関するDIN 8330規格への着手と貢献、継続的なグローバル化、ゾッセンハイムの新本社建設、その他多くの発展への貢献などがあります。このマネージメント手腕により、ジンは絶えず挑戦を続け、多くの時計愛好家に人気のある高い耐久性を持った時計ブランドとしての地位を確立しました。ローター・シュミットともに写真に写っている4名の社員も1994年以降、あるいはそれより以前からジン社に勤務しています。
2018
限定モデル1800.DAMASZENER
ジンは、一風変わった素材を度々採用することでよく知られています。成功例のひとつが、ミュンヘンの“Munichtime 2018”で発表した100本限定の1800.DAMASZENERで、伝統的な技術を使った鍛造溶接によるダマスカス模様の積層鋼材から作られています。異なるグレードのステンレススチールを重ね鍛造溶接されたこの素材は、リューズや尾錠枠、尾錠のつく棒にも使われています。このモデルは、一目でそれとわかる独自性の高いデザインと外観を有しています。ダマスカス模様の積層鋼材の特徴的な質感 -光と影が交互に織りなす有機的パターンを強調するために、通常は別々の部品として製作されるダイヤルとミドルケースは一体型で作られ、完全なスチールブロックから鍛造されました。その結果、ダマスカス模様の流れるようなラインがケースからダイヤルにかけて途切れることなく続き、独特で趣のある外観を形成しています。ケースの表面はテギメントテクノロジーを使用して硬化されているため、傷が付きにくくなっています。
ドイツ語圏のセールスパートナーのための式典
2018年2月4日、新本社設立に伴い、ドイツ語圏の販売代理店の多くのパートナーを新本社に招待し、これを記念して、756.Ⅱと757.Ⅱおよび756.Ⅲと757.Ⅲというそれぞれ75本製作された特徴的な限定モデルを発表しました。これらのモデルは、ジンとのパートナーシップの重要性を強調する特権として、ここに招待されたパートナーが公式リリースよりも前に先行発注できる最初のコレクションでした。販売代理店の間では評判が高く、この時点でほとんど完売状態となりました。
ジンの創業者ヘルムート・ジンが逝去
元パイロットで飛行教官でもあったヘルムート・ジンは1961年に“Helmut Sinn Spezialuhren”という名前でジン社を設立し、長年にわたりブランド構築に貢献。屈強な個性の持ち主で、その強い意志、想像力、ダイナミズム、エネルギー、時にはユーモアのセンスを発揮し、激動の時代を生き抜いてきた。彼の起業家としての、そして“Helmut Sinn Spezialuhren”創業者としてジン社の礎を築いた彼の偉大な業績は、今日のジン社にとって欠かせないものであった。
2017
フランクフルト、ゾッセンハイムの新社屋
9月にジンはフランクフルトのゾッセンハイムに新社屋を建設し、移転を完了した。約7,000平米の土地に建つこの新しいビルの専有面積は、レーデルハイムにあった旧社屋の1,950平米から4,650平米へと約2.5倍となり、組み立てや生産の面積を拡張。2階建て半の建物は、中二階と屋上テラス、ガラスの屋根で保護されたアトリウムを完備。ジン社のプレゼンテーションやガイドツアーのための場所も確保。建物自体はドイツの省エネ条例(EnEV2014)の厳格な要件を満たしたものとなっている。
ミッションタイマーEZMシリーズ20年記念
1997年にドイツ関税局中央支援グループZUZに勤務する特殊警察部隊のために開発した最初のミッションタイマーEZM1は、輝かしいシリーズの先駆けとなり、2017年、この最初のモデルから記念すべき20周年を迎えた。信頼性が高く、堅牢で正確な計測機器として、ミッションタイマーは常にプロフェッショナル達の機能的要件を満たすよう特別に開発されてきた。ZUZ以外にも、パイロット、ダイバー、消防士、救急隊員、レスキュー隊員、GSG9のようなドイツ連邦警察の特殊部隊、ドイツ地方警察特殊部隊、ドイツの海軍特殊部隊KSMなどがいる。それぞれのミッションタイマーは使用目的の違いにもかかわらず、共通するひとつの特徴を持っている。それは、日常的にも、特に生死を分けるような極限の状況では、彼らが時計の卓越した性能に絶対の信頼を寄せているということである。
2016
ジン社創立55周年
創立55周年を記念して4種類の限定モデルを発表。1,000本限定の556.JUB、300本限定のスプリットセコンドクロノグラフ910.JUB、そして各55本限定生産のドイツ製にこだわって製作された6200.Meisterbund.Ⅰ。
タイムカプセルに新社屋への思いを込めて
2015年7月31日に執り行った定礎式の思い出と、この新社屋の将来的な重要性への思いを込めて、ゾッセンハイムの新社屋にタイムカプセルを埋蔵。記念すべき日付を記憶するため、タイムカプセルにはCEOローター・シュミットが所有していたフランクフルト・ファイナンシャルウォッチ6000と当日の新聞や雑誌、会社組織図、ジン社のカタログが入れられている。
新規格「DIN8330パイロットウォッチ」
ドイツ規格協会(DIN)は今世紀初めて、新規のドイツ時計規格を発表。このDIN8330パイロットウォッチの基盤となったのは、ジンのイニシアチブによって開発されたTESTAF(パイロットウォッチのための技術基準)だった。DIN8330では、TESTAFのためにすでに開発されていた検査が一元化、精緻化、システム化そして更新された。この規格では、DIN8306ダイバーズウォッチと並行する形で、機能性が高く、安全で信頼性のあるパイロットウォッチのための要件と検査基準が挙げられている。さらにクォーツ時計を考慮するなどして、TESTAFに照らし合わせつつ、この基準に適合する時計の範囲を広げている。
2015
レーマーベルクに支店を開設
5月、フランクフルト旧市街の瀟洒な市庁舎広場レーマーベルクに、販売・工房スペースを開設。歴史豊かな「黄金輪の館(Haus zum Goldenen Rad)に支店を構えることにより、フランクフルト・アム・マインとのつながりが強まった。本社拠点フランクフルトのレーデルハイムに加え、市の中心地に近い魅力的なロケーションを確保。
フランクフルト・ゾッセンハイムの新社屋の定礎式
2017年初頭から拠点となる新社屋の所在地はWilhelm-Fay-Strabe 21 in 65936 Frankfurt am Main。2015年7月31日に、ここで定礎式を実施。オーナーのローター・シュミットが自ら所有するフランクフルト・ファイナンシャル・ウォッチ6000を、100年後になって再び開けることになる「タイムカプセル」に入れた。その頃の人々が、この日をもっと生き生きと感じることができるように・・・新聞、雑誌、会社組織図、ジンのカタログを同梱した。このタイムボックスは、工事中、社屋の中心部に埋蔵された。
2014
フランクフルト・ファイナンシャル・ウォッチ15周年
1999年に初めて発表されたフランクフルト・ファイナンシャル・ウォッチ6000が15周年を迎え、このシリーズに新たに週表示機能を持った新開発のSZ03ムーブメントを搭載した6052と、モデル6000を大型化した6099を発表した。
857.UTC.TESTAF — 成層圏からのジャンプ記録
2014年10月24日に、パラシュートを背負った57歳のアメリカ人、ロバート・アラン・ユースタスが高度41,419メートルの成層圏からダイブ。れにより、彼は2年前にフェリックス・バウムガートナーが打ち立てた記録を破り世界記録を更新した。この時、特殊スーツの袖の内側にはジンの857.UTC.TESTAFが装着されていた。低気圧や気温マイナス77℃という過酷な環境下で、時速1,322.9kmという落下速度にもかかわらず、この時計は完ぺきな動作を発揮し、最後の5分間では音速の壁も破った。その後、パラシュートを開き、さらに10分間、地上に向けて滑空した。ユースタスのエンジニアチームが成層圏ジャンプのために特別に選んだ857.UTC.TESTAFは、宇宙服と一緒にワシントンDCの国立航空宇宙博物館に展示された。
2012
パイロットウォッチの技術基準TESTAFの発表
アーヘン応用科学大学とジンは、2012年7月19日、初の「パイロットウォッチのための技術基準」(TESTAF)を発表。これはジンのイニシアチブにより実現された研究プロジェクト。TESTAFは、有視界飛行規程、計器飛行規程またはその両方の規定に則した飛行において、時間計測に求められるあらゆる条件を確実に満たすパイロットウォッチを保証する。
世界初 — TESTAF認証を受けた時計第1号
世界初のTESTAFに基づき認証された時計を発表。第一回試験にはジンから3つのモデルをエントリーし、この一連の技術基準をクリアできるよう、様々な調整・変更を加えた。結果、EZM10.TESTAF、103.TI.UTC.TESTAF、103.UTC.TESTAFの各モデルが試験にクリアし、世界初のTESTAFモデルとして文字盤にそのロゴマークを刻んだ。
2011
創立50周年記念クロノグラフの発表
ジン社の創立50周年を記念し、3月に500個限定の記念クロノグラフを発表。この時計のためだけにジン・キャリバーSZ05を開発。
2010
フラウンホーファー研究所LBFでの振動テスト
自動車の耐久テストで国際的に歴史のあるドイツのフラウンホーファー研究所LBFにて、ジンの時計の振動テストを実施。でこぼこ道を想定した激しい振動テスト後にも見事な性能を示した。
“Goldene Unruh(金のテンプ)”の受賞
時計雑誌UHRENとFOCUSオンライン誌の読者がインターネットで投票する“Goldene Unruh(金のテンプ)”にてジンの900.FLIEGERとレギュレーターモデル6100.Rose Goldが、それぞれの価格帯で1位を受賞。
2009
フランクフルト・ファイナンシャル・シリーズ10周年
ファイナンシャルシリーズ10周年を記念した100本限定のブラウンダイヤルモデル6000.JUB.Ⅱを製作。
ラリーレース“Costa Brava Rally”
11月、20世紀最高のラリー・ドライバーとうたわれるワールドャンピオンのワルター・ロールがヒストリックレースCosta Brava Rallyでジンの917.GRを着用して出場。
2008
“Goldene Unruh(金のテンプ)”受賞
“Goldene Unruh(金のテンプ)”にてレギュレーターモデル6100.Rose Goldが1位を受賞。
2007
“Best Brand 2007”ランキング
50年の歴史を持つドイツ航空マガジン“aerokurier"が実施した“Best Brand 2007”のランキングにおいて、ジンはパイロットウォッチ部門で2位を獲得。
2006
耐久テストの実施
ドイツのクレットヴィッツにあるユーロスピードウェイ・ラウジッツにおいてドイツのDEKRAテクノロジー・センターによるモデル756と900の耐久テストを実施。強い衝撃や衝突テスト後も問題のない作動を確認。
キャリバーSZ04の開発
この年、手巻式のユニタス6498というポケットウォッチのムーブメントにレギュレーター機構を搭載したジン独自のキャリバーSZ04を開発。モデル6100.REGULATEURの誕生。このムーブメントには、グリシドールテンプやトリオビス緩急調整装置などの優れたムーブメントパーツを使用しているのが特徴。
2005
ドイツ潜水艦の鋼鉄Uボート・スチールを採用したUシリーズの誕生
初めて、ジンはドイツの潜水艦の鋼鉄Uボート・スチールをダイバーズウォッチのケース素材として採用し、新しいUシリーズが誕生した。
ゲルマニア・ロイド(*)初の認定
ジンは、ドイツのハンブルグにある船舶や潜水器具の認定機関であるゲルマニア・ロイドによって、時計メーカーとしては世界で初めて、欧州ダイバー器具規格に基づき耐圧性能を認定され、認定書が発行された。
(*)現DNV グループ
2004
“フルダ・チャレンジ”のためのスプリットセコンド・クロノグラフ958の開発
タイヤメーカーのフルダ社が主催する、カナダ北部の氷に覆われた地域で2001年から開催されている世界で最も過酷な耐久レース“フルダ・チャレンジ”のために、250本限定でクロノグラフ958を開発。スプリットセコンド・クロノグラフのほか、パルスメーターや成人の歩行距離を計測するマーチキロメーターなどを搭載。
2003
マグネチック・フィールド・プロテクションのグレードアップとテギメントの開発
1994年に開発したマグネチック・フィールド・プロテクションを2002年さらにグレードアップし、2003年には新しい技術であるテギメントテクノロジーを、モデル756のデュオクロノグラフに初めて搭載。セラミックと同等の1200ビッカースという高い硬度を実現し、耐傷性に非常に優れたモデルが誕生。
2001
創立40周年とディアパルテクノロジーの開発
ジン社創立40周年を記念して1000本限定のアニバーサリーモデル356.JUBを発表。また、この年、ムーブメント、特に脱進機にオイルなしでも摩擦を起こさず作動するという画期的なジン独自のディアパルテクノロジーを開発。40本限定のホワイトゴールド製6000.JUBに初めて使用
1999
フランクフルト・ファイナンシャル・ウォッチの発表
ジンの社歴の中で画期的な出来事であるフランクフルト・ファイナンシャルシリーズが誕生。3タイムゾーンを搭載したクロノグラフ6000が最初のモデルとなる。ダイヤル上に “Frankfurt am Main”という文字が初めて入り、これを機にパイロットやダイバーのミッションタイマーのみならず、ラグジュアリーウォッチの市場にも参入。
北極海での203.ARKTIS
極地ダイバーのマリオ・M・ウェイドナーが203.ARKTISを北極海で着用し、極限状況下での作動を証明。
1998
ケースメーカーSUGの設立
この年、グラスヒュッテにジンの技術的に高い品質を必要とする時計ケースの製造を行うSUG Glashütteを設立。
特殊オイル66-228の採用とユーコン・クエストへの挑戦
カナダ北極圏およびアラスカで開催される世界で最も過酷な犬ぞりレース、ユーコン・クエストで、ジンの開発した特殊オイル66-228を採用したモデル303.Kristallが使用された。気温マイナス40℃の中で、5人のマッシャーがこのモデルを防護服の外に装着し問題のない作動を証明した。
1997
ミッションタイマーEZM1とEZM2を発表
特殊時計で知られるジンは、1997年、ジンのミッションタイマーの中でも歴史的モデルEZM1とEZM2を開発。EZM1は、税関特殊戦闘部隊、EZM2はGSG9ダイバー部隊によって使用された。
1996
ハイドロの開発
ジンの無敵のテクノロジー、ハイドロの開発。風防の完全な曇り防止、到達しうる水深での耐圧、水中でのあらゆる角度からの視認性を保証する。このテクノロジーを搭載した最初のモデル403.HYDROを製作。このモデルはのちのドイツの対テロリズム特殊部隊GSG9のダイバー部隊用公式時計UX.GSG9のベースとなった。一方で、GSG9のパラシュート部隊はスペースクロノグラフ142.TIを使用。
S&S Uhrenmanufakturの設立
チューリンゲンのシュヴァイナに一部の製造工程を行うS&S Uhrenmanufakturを設立。
1995
ジンで初のゴールド製時計の誕生
金の比率が高い22カラット(917/1000)であるにもかかわらず、硬度220ビッカースのステンレススチールと同等の硬さを誇る22カラットイエローゴールドを使った最初の時計を発表。
Arドライテクノロジーの開発
ダイバークロノグラフ203.TI.ARにおいて、初めてArドライテクノロジーを実現。これにより、ムーブメントの機能寿命の延長や突然の急激な温度変化による風防の曇りを防止。
1994
新時代の始まり
ローター・シュミット工学士がジン社を引き継ぐ。スイスの名門ウォッチブランドの製造部門マネージャーとして開発等に携わったシュミットは経験豊富で、クロノグラフにおける目利きとして業界でも定評があった。このとき、ジンのテクノロジーの新時代が幕を開けた。最初にマグネチック・フィールド・プロテクションを搭載したモデル244が開発された。このテクノロジーが搭載されたジンの時計は高い耐磁性能を備え、耐磁時計のDIN規格をはるかに上回り、磁気干渉を最小限に抑える。
1993
コロンビアで再び宇宙へ
4月26日、ジンの142シリーズがドイツのD-2ミッションにおいてスペースシャトル コロンビアで再び宇宙に飛び立ち、クルーとともに10日間を宇宙で過ごした。時計は670万Kmという距離を飛行し、地球を160回、周回。写真はNASA発行の証明書。これでジンの時計がミッションに搭乗したことが証明されている。
1992
142.Sが宇宙に
宇宙飛行士ラインホルト・エヴァルトとクラウス=デートリッヒ・フラーデもロシアの宇宙計画MIR92でジンを使用。写真は、フラーデのジン社宛礼状。その中で彼はジンのモデル142.S(日本では142.BS)を“信頼できる仲間”と呼んでいる 。
1985
ジンの140.Sが宇宙に
10月30日、西ドイツ航空宇宙局が中心となったスペースラブD1を搭載したスペースシャトルがケネディ宇宙センターから発射。このミッションD1に参加した科学者でもあるドイツ人宇宙飛行士ラインハルト・フラーがジンのレマニア搭載モデル140.Sを個人装備品として携行。世界で初めて無重力空間で自動巻きの腕時計の作動が証明された。それまでの宇宙では自動巻きが作動しないという説を覆した。
ジン社、新しい拠点へ
Pödelheimer Parkweg 6から、Im Füldchen 5-7 に本社を移転。
1980
コックピットクロックの製作
この頃、ジンはナビゲーション・コックピット・クロックと腕時計を4対1の割合で製作。
1961
創立
ドイツ空軍パイロットで飛行教官でもあったヘルムート・ジンが、自らの名をブランド名に冠し、Helmut Sinn Spezialuhrenをフランクフルトにて創業。『低コストにて最高の時計作り』、『高品質で最高の機能性と視認性を搭載』、『広範囲な広告に頼ることないダイレクト・マーケティングで価値あるものを提供する』という3つの原則をもとに時計作りを行う。