世界的なデザイン賞を受賞した時計
世界にはドイツ、アメリカ、イタリア、オランダ、シンガポールをはじめとする多くの国々に歴史あるデザイン賞が存在します。
世界最高のデザインが集結した中から選ばれるということはデザイン性のみならず、時代に合ったスタイルや機能性、品質の高さが認められたということです。
今回のメールマガジンでは、これらの権威あるデザイン賞を受賞したジンの時計をご紹介いたします。
2024
356.SA.FLIEGER.KLASSIK.W 直径38.5mmに
最高レベルの控えめなエレガンス
356.FLIEGER.KLASSIK.Wは「プロダクトデザイン」部門においてレッド・ドット・デザイン賞を受賞しました。プロダクトデザイン部門には51のカテゴリーがあり、評価基準である革新性、機能性、耐久性は、まさにジンの時計にピッタリです。今回の受賞モデルの卓越した品質とデザインは、国際的な専門家からなる審査員に感銘を与えました。
ブラック仕上げのカウンターをバイコンパックスの配列で備えたクラシックなクロノグラフには、シリーズ誕生25年を記念して「FLIEGER KLASSIK」の文字があしらわれています。マットシルクのホワイト文字盤は、時代を超越したエレガンスと明瞭さを兼ね備え、モノトーンでまとめられたデザインは、受賞モデルにふさわしい完成度の高さが際立ちます。
T50.GBDR 新素材ゴールドブロンズ125と
グレード5の高強度チタンを採用
iFデザインアワード2024の132人の審査員は、アイデア、形状、機能、差別化、インパクトという5つの基準に基づいて審査を行っています。2024年は72ヶ国から10,800点のエントリーがあり、受賞モデルのジンのT50.GBDRは、専門家で構成される審査員により、耐久性と美しさの両方を保証する精密工学と革新的なデザインの証だという評価を受けました。
2023年、ジンは、自社開発のブロンズ合金「ゴールドブロンズ125」を初めてT50シリーズに採用し、T50.GBDRではダイバーベゼルにこの素材を使用しました。その結果、T50.GBDRは堅牢さと洗練されたエレガンスを見事に融合させ、プロフェッショナルダイバーとして時計愛好家を魅了しました。
T50シリーズには、ゴールドブロンズ125製のケースにチタン製裏蓋を備えた世界300本限定の「T50.GOLDBRONZE」、受賞モデルでチタン製ケースにゴールドブロンズ125製のベゼルを備えた「T50.GBDR」、チタン製ケースの「T50」の3つのモデルがあります。限定モデルのT50.GOLDBRONZEは残りわずかです。
356.SA.FLIEGER.KLASSIK.AS.E バイコンパックスのダイヤルデザインは
ヴィンテージテイストが特徴
2024年のドイツ・デザイン賞では68部門55カ国に賞が贈られました。ジンの時計はプロダクトデザインのカテゴリーにノミネートされ受賞しました。『356.FLIEGER.KLASSIK.AS.Eがこの賞を受賞したことは、用途に厳密に適合する時計を開発・設計するという当社のポリシーを証明するものです』ジンのオーナーであるローター・シュミットは述べています。
このモデルは、機能性とスタイリッシュなデザインを兼ね備えています。サンドマット仕上げのケース、耐衝撃性に優れた強化アクリル、ソリッドな裏蓋は、パイロットウォッチのクラシックな特徴です。アイボリーカラーの針と数字が配されたグラデーションの文字盤は、ヴィンテージの雰囲気を醸し出し、10気圧防水と減圧耐性を備えた日常使いへの配慮も評価されました。
2024年、2つのモデルが世界的に権威あるデザイン賞を受賞した356シリーズは、2023年に誕生から25年を迎え、ジンのクロノグラフの中でも長く人気のシリーズとなっています。現行では以下の7モデルがラインナップしています。
両面無反射サファイアクリスタルを
装備しているモデル
強化アクリルを装備しているモデル
2023
105.ST.SA.UTC.W 24時間式第二時間帯表示を備えた
スポーティーウォッチ
69回目となるiFデザインアワード2023は56カ国から約11,000点のエントリーがあり、133人の独立した国際的で多様なデザインの専門家からなる審査員が5つの基準に基づき、2段階の審査で価値あるデザインラベルを授与しました。ジンらしいテクニカルな外観と多彩な機能が見事に融合した105.ST.SA.UTC.Wは、133人の審査員を納得させるに至りました。
このモデルは、ミニマルで現代的なデザインと、多目的な道具としての可能性を兼ね備えたスタイルが評価されました。第二時間帯表示を備えたベゼルの堅牢性は、ジンが特許を取得しているテギメントをベースとしたブラック・ハード・コーティングによって保証され、ラウンド・インデックスを備えた明るい文字盤は、新鮮で明快なデザインを印象づけます。
105シリーズには三針タイプの基本モデルと、UTCを備えた受賞モデルを含む4モデルがラインナップされています。UTC搭載モデルの第二時間帯表示は回転ベゼルを使うスタイルであるため、リューズを使って針を設定する必要がなく、矢印の形をしたUTC針は、現在の太陽の位置が見えているときに、大まかな基本方位を決めるのにも使うことができます。
1800.S.GG.DAMASZENER ダマスカス模様の積層鋼材採用の
100本限定モデル
国際的に権威あるドイツ・デザイン賞は、革新的なデザイン開発、強力なブランド、技術革新をテーマに審査を行っており、この年受賞したジンの1800.S.GG.DAMASZENERは、まさにその革新性が評価されたといえます。同モデルは1800シリーズの3作目にあたり、何世紀にもわたり人類を魅了してきた伝説の鋼ダマスカスを再現するためスチールを積層鍛造しています。
創業以来、品質、精度、革新性を兼ね備えた時計作りを行ってきたジンは、常に新素材に対し挑戦を続けてきました。100本限定の1800.S.GG.DAMASZENERには、ケースのみならずリューズや裏蓋にも鍛造溶接によるダマスカス模様の積層鋼材が使用されており、その独特でユニークなダマスカス特有のパターンは、この時計に紛れもないアイデンティティを与えています。
ご紹介してきたジンが受賞したデザイン賞はいずれも実物審査がある賞で審査員たちはジンの時計の質感、サイズ感、重量感、 作りの良さや操作性の高さなどを実際に手で触れたうえで それぞれの賞を授与しています。
優れたデザインであると同時に 時計としての信頼性が認められた証です。
レッド・ドット・デザイン賞
1954年にドイツのエッセンで設立された「レッド・ドット」は、1955年に初めてデザインコンペティションを開催し、当時の最高のデザインを評価しました。1990年代には、今では有名になった「レッド・ドット・デザイン賞」という名称が、レッド・ドットの創設者であるピーター・ゼック教授により命名されました。「プロダクトデザイン」「ブランド&コミュニケーションデザイン」「デザインコンセプト」という3つの分野に分かれており、各コンペティションは毎年1回開催されます。腕時計が含まれる「プロダクトデザイン賞」は、『優れたデザインと革新性を求めて』というモットーのもと、さまざまな専門分野の国際的な専門家約40人が、各製品を個別にテストし、議論し、評価します。評価基準には、革新性、機能性、耐久性などが含まれます。同賞には世界70カ国以上のデザイン関係者、企業、団体から毎年18,000点以上の応募があり、現在では世界最大級の最も有名なデザインコンペティションとなっています。ドイツのエッセンやシンガポール、中国にあるレッド・ドット・デザイン・ミュージアムには受賞作品が展示されています。
iFデザインアワード
1953年、メッセゲゼルシャフトとドイツ産業連盟とともに、デザイナーであり企業家のフィリップ・ローゼンタールはiF e.V.というユニークな機関を創設しました。これが、今日まで認識されている優れたデザインのシンボルであるiFロゴの始まりでした。翌年の1954年にiFデザインアワードが初開催され、41名の審査員がハノーバー見本市の会場を歩き回り、その場で製品に直接賞を授与しました。今日ではこの賞は、優れたデザインに与えられる世界最高峰のデザインアワードのひとつであり、最も歴史のある独立したデザイン機関であるiF International Forum Design GmbHによって、優れたデザインに年に1度授与されます。
透明性と客観性を重視した著名なデザイン専門家による約130名から構成される審査員の任期は3年。その審査プロセスは2段階に分かれています。第1段階はオンラインにより約50パーセントの優秀作品が選ばれます。第2段階は3日間にわたり、審査員が実際に手に取って体感し、年々増加する参加者の中から最高品質のものだけがiFデザインアワードの受賞者として選ばれます。
ドイツ・デザイン賞
「German Design Award(ドイツ・デザイン賞)」は、1953年にドイツ連邦議会(下院)の主導で設立されたドイツデザイン評議会が主催する国際的に権威あるデザイン賞で、専門家のみならず、多くの人々から高い評価を得ています。世界各国で開催されている他のデザイン賞を受賞するなど一定の評価を受けた作品の中から同評議会による厳正な審査を経て、優れたデザイン性が実証された製品のみがノミネートされることが特徴です。ドイツ・デザイン賞の受賞者を決定するのは、専門家からなる独立した国際審査委員会で、審査員は産業界、大学、デザイン界の代表者で構成されています。その受賞はもちろん、ノミネート自体も名誉あることとされています。審査カテゴリーはプロダクトデザイン、コミュニケーションデザイン、建築の3部門です。2024年からは「サーキュラーデザイン」という循環型経済の現在の目標を実践し、刺激的な推進力を与える特に革新的なソリューションを表彰する新しいカテゴリーが追加されました。