U50シリーズ限定ダイバーズU50.S.L
“ダイバーズウォッチ”を語るとき必ず登場するジンですがこの夏も新作のユニークな限定ダイバーズウォッチが入荷しています。
「U50.S.L」は、腕に馴染みやすいケース直径41mmのU50シリーズに誕生した世界限定500本のスペシャル・エディションです。まずUシリーズのダイバーズウォッチは、その名の由来でもある卓越した海水耐性と強度を持つUボート・スチールのケース素材をはじめ、シリーズに共通した以下のような利点があります。
これらの詳細については、メールマガジンvol.66「ダイバーズウォッチUシリーズのご紹介」で解説しておりますので、是非、ご覧ください。そして、これらの利点に加え、新作U50.S.Lの最大の特徴はそのダイヤルにあります。
白かったはずのダイヤルがブルーに!
『時を読むことを忘れてはならない、特に暗闇の中で』――これがU50.S.Lの開発コンセプトです。ジンの時計はパイロットウォッチやダイバーズウォッチはもとよりレディースモデルやファイナンシャルウォッチでさえも、暗所での視認性を確保しているのが時計製作におけるジンの基本姿勢です。新作U50.S.Lはこの暗所での視認性を特別な形で具現化しています。ブラック・ハード・コーティング仕上げによる漆黒のケースとコントラストを成すホワイトダイヤルは、全面が特別な夜光処理により暗所でブルーに光ります。
この文字盤は、通常の針やインデックスに施す夜光塗料とは異なる特殊な鋳造法を用いて、夜光塗料をダイヤル型に流し込むという革新的な方法により作られたハイブリッド・セラミックを用いています。型に流し込んだ夜光塗料が硬化したハイブリッド・セラミックは金属製の地板に接合され、U50.S.Lの文字盤が完成します。夜光塗料はその体積と輝度が比例します。つまり同じ表面積で比べたときに夜光塗料の使用量が多ければ多いほど明るく光るので、夜光塗料でペイントされた文字盤よりも、ハイブリッド・セラミックを用いたこのU50.S.Lの文字盤は、これまでにない高い輝度と完璧な視認性を持っていると言えるのです。しかも暗所ではブルーに光るので、白いダイヤルでモノトーンだと思っていた時計が暗い場所で突然ブルーダイヤルになると、ちょっとドキッとしませんか?
2つの限定モデル
現在、U50シリーズにはU50.S.Lを含む2種類の限定モデルがあります。1点1点手作業により加工されたスクラッチダイヤルを備えた「U50.DS」です。同じU50シリーズの時計ですので、搭載ムーブメント、機能性、500m防水などの基本仕様、DNVの認証などは同じです。それぞれに個性があるこの2つを比較してみましょう。
U50.DSの特徴も文字盤にあり
スタイリッシュなU50.S.Lに対し、U50.DSはアーティスティックなダイバーズウォッチです。少し離れて見るとただのグレーダイヤルのようですが、このモデルのダイヤルは職人が一点一点手作業によりスクラッチ加工を施しています。つまり世界で同じものが存在しない、オンリーワンの腕時計となるのです。
このスクラッチダイヤルは、真鍮にスプレーでベースカラーを着色したあと、ブラシなどの金属工具でスクラッチ加工を施し、透明なマットラッカーで塗装。最後にインデックスやロゴマーク、その他の文字のプリントを行うという製作工程を経て完成します。
U50.S.LもU50.DSも、ダイヤルデザインはU1やU50シリーズに共通する太い時分針とインデックスにより圧倒的な読みやすさです。インデックスはまるでキャンドルのような特徴のある形で、太い針も先端が細くなっているため時間を読み違えることはありません。
高い着け心地と耐久性
どちらのモデルもケースサイズは直径41mm。ケースに採用しているUボート・スチールは強度が通常のステンレススチールの1.55倍あるため、分厚いケースなしに500mの防水性を実現しています。加えて、スポーツモデルでありながら、針と針のマージンを極力狭くしているためケースの厚さはわずか11.2mm。リューズも4時位置に配置しているため、腕への着け心地は抜群です。さらに、どちらもテギメント加工されているので、傷に対する耐久性も高く、ダイビング時はもちろん日常生活の中でも安心して使用できます。
ベルトバリエーション
それぞれのモデルはブレスレット以外に以下のカラーの20mm幅シリコンベルトが装着可能で、2つのモデルではシリコンベルトに互換性があります。ベルトカラーにより、スタイリッシュにも、モード感のある雰囲気にも、存在感際立つスタイルにも変えることができます。
U50.S.L
U50.DS
新作U50.S.Lは一見シンプルでミニマルなデザインでありながら内に秘めた高いスペックで他者とは一線を画すひと味もふた味も異なるダイバーズウォッチです。U50.DSも今ならばまだ間に合います。