2019 Top 10ジン 人気ランキング2019
毎年、多くの新作を発表するジンですが、 昨年は8種類のモデルを新たにコレクションに加えました。 そして、2019年にジンの正規取扱店からは なんと137種類ものモデルがユーザー様のお手元に渡りました。 ここで、その人気トップ10のモデルをご紹介いたします。
1. EZM3
“Sinn”といえばこの“EZM3”というくらい、ジンの代名詞ともなっているミッションタイマーです。映画「海猿」での着用は有名ですが、2019年も映画やドラマにおいて活躍いたしました。日付表示やArマークなどの黒を背景にした赤い色は、深い海に潜った際に目立たなくなる配色で、ダイビングに必要な部分のみを認識させるといった配慮がされています。ジンらしいデザインとテクノロジーを体感するならイチオシの最強モデルです。
2. 556.M
シリーズとしては毎年トップの本数を誇る556ですが、中でもこのバーインデックスのブラックダイヤル556.Mは人気が高く、ユーザー様の数はますます増えています。ステンレススチール製のブレスレットが標準装備ですが、ジンのストラップコレクションの中でサイズが豊富な取付幅20mmのストラップに付け替えることで、時計がシンプルな分、イメージチェンジが効果的で異なる雰囲気が楽しめます。
同じ雰囲気でジン・テクノロジーを満喫するならモデル836もオススメです。こちらは大型のケース直径43mmに赤い秒針がアクセントになっています。
3. 556.A
毎年ランキング上位に入る556.Aは、バーインデックスのモデル556.Mと人気を二分するモデルです。デザイン的には856シリーズの基本モデルと同じですが、直径40mmの856シリーズに対して、日本人の腕に馴染みやすい直径38.5mmの大きさが魅力です。また、テクノロジーを搭載したしていないため、価格もお手頃です。
現行の556シリーズには6種類のダイヤルがあり、ブルーダイヤルの556.I.Bや、男性のモデルには珍しいブラックシェルダイヤルの556.I.Perlmutt.Sも人気です。
4. 104.ST.SA.A.G
昨年のバーゼルワールドでトレンドカラーとなったグリーンですが、ジンの104.ST.SA.A.Gは、光の当たり方で表情が変わるメタリックグリーンのダイヤルを備えた世界500本の限定モデルです。ドイツのジン社ではもちろん、日本国内でも早々に完売となる人気でした。ロータス・エリーゼやACブリストルを思わせるような“ブリティッシュ・レーシング・グリーン”は、時計ではどのグリーンとも異なる個性ある色です。
104シリーズのダイヤルにはアラビア数字とバーインデックスがありますが、グリーン以外でアラビア数字は、ブラックダイヤルの104.ST.SA.Aがあります。
5. 103.B.AUTO
このランキングで早くも10位に入った昨年の日本企画モデル「Military Type IV」のベースとなっているのが、何を隠そうこの103.B.AUTOです。アルミ製のブラックカラーベゼルと強化アクリル製の風防が特徴です。一般的には風防は傷が付きにくいサファイアクリスタルが良しとされますが、このモデルが搭載するアクリル風防には意味があります。そして、その形や感触から、ジンのユーザー様の間ではアクリル風防ファンも多いのです。
回転ベゼルが不要という方には、ラグのデザインやケースの仕上げなどが異なりますが、356.FLIEGERがオススメです。直径38mmの使いやすいサイズです。
6. 103.B.SA.AUTO
ジンのレギュラークロノグラフの中で人気が高いのが103.B.SA.AUTOです。1960年代から続くジンの定番長寿シリーズで、このモデルは毎年トップグループの常連ですが、2018年6月よりArドライテクノロジーを標準装備するというマイナーチェンジがありました。日本ではステンレススチール製ブレスレットを好まれる方が多く、シャープな印象が際立ちますが、ブラウン系の革や黒革などにすると、ミリタリーっぽさが戻ってきます。
103シリーズには、ドイツ工業規格のパイロットウォッチ規格DIN8330に準拠した103.TI.IFRもあります。鈍い艶感を湛えたチタン製ケースにオレンジ色がポイントです。
7. 856.B
2017年より日本限定モデルでの採用が続いているせいか、ここ数年856シリーズは注目度と人気が高まっています。シリーズ中一番ベーシックなモデルがこの856.Bです。テギメント加工を施したサンドマット仕上げのケースにホワイトの太い時・分針は男性らしい印象で、6時位置にはマグネチック・フィールド・プロテクションを表すマークが控えめに配されています。Uシリーズタイプのシリコンベルトも取り付けることが可能です。
8. 104.ST.SA
ブランド創立以来、ジンで人気のクロノグラフ103シリーズの三針タイプとして2013年に誕生したモデルです。クロノグラフ発売後50年ほど経つまで三針タイプが出なかったのが不思議なくらいですが、満を持して作り上げられただけに、この104.ST.SAは計測機器としての完成された形を持っています。この104シリーズのレギュラーモデルには、現在5種類のダイヤルバリエーションが揃います。どのモデルも視認性の高さが自慢です。
ブラックのダイヤルよりも、少しニュアンスのあるアンスラサイトカラーの104.ST.SA.IAです。サンレイ仕上げのダイヤルは光によって異なる表情が生まれます。
9. U1
フランクフルト本社のファクトリーストアでも人気が高いのがこのU1です。2005年に誕生したこの1,000m防水のU1は、発売以来、ジンのダイバーズウォッチの基本モデルとして国内外ともにご愛用者も多く、ホワイトやカモフラージュ、エリア限定のベージュなどといった限定カラーのダイヤルもありました。日本ではシリコンベルトが標準装備ですが、写真のようなブレスレット仕様でもオーダーいただけます。
10. Military Type IV
日本企画により誕生したMilitaryシリーズの第三弾が、このMilitary Type IVです。昨年12月に発売開始ながら、すでにトップ10入りとなりました。ジンがルーツとして持っているミリタリースタイルを打ち出して作り上げられたシリーズで、このモデルのファーストサンプルが完成したとき、日本での人気を確信しました。製品の詳細については先月のメルマガでもじっくりとご紹介いたしました。完売間近です。気になる方はお早めに。
Military Type IVのベースは103.B.AUTOです。このモデルに採用しているスーパールミノバはわずかに緑がかっていますが、ほぼモノトーンのスッキリとした印象です。
皆様の心に響くモデルはありましたでしょうか。
ここでご紹介したのは、ユーザー様の腕で時を刻んでいる137種類の内のほんの1割程度です。
店頭で控えているモデルも含め、ジンには多岐にわたる驚くような時計がまだまだたくさんあります。
ひょっとしたら周りの誰とも被らない、そんな1本が見つかるかもしれません。
是非、ジンを手に取る機会をお作りいただければ幸いです。